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春谷凛。
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「……ん…」
ワイシャツだけを辛うじて肩に引っ掛けてマットに寝ている凛の後始末を手早く済ます。
倉庫の扉を開くと流石にやりすぎたのか辺りは真っ暗だった。
部活動などで聞こえていた声も静まり、まだ肌寒い夜風が吹きぬける。
鍵は明日返そう、僕は倉庫の鍵を閉めるとポケットに無造作に仕舞った。
この暗さなら校内には誰もいないだろう、そう思い僕は薬が抜けて疲れ切った様子の凛を担ぎ上げ自宅に足を向ける。
「……重…」
非力な僕には自分より幾分か大きい凛を運ぶのは少し…辛かった。
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