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俺をかまってよ。
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「うん!じゃあね、金髪…いこ!美琴ー」
見せつける様に僕に腕を絡ませて言う空太に
「……別に……」
少し俯き落ち込んだような凛。
「………」
その姿が小動物のようで少し可愛いと思った僕は
「いい子にしていればすぐに会える、昼食は一緒にとろう」
そう言ってサラサラとした髪に手を滑らせた。
「…っ!!…ん、分かった…」
目を瞑って気持ち良さそうに頷いた凛。
「なっ………ななな…」
瞬き一つせず固まったままの空太をよそに凛は嬉しそうに教室に入っていった。
「…よし、僕たちも行くぞ」
体を向き直し空太に声をかけると
「………うん」
力無くそう言うと教室にとぼとぼと歩いていく空太。
「……?」
それを疑問に思いながら僕もその後を追って教室に入った。
その光景を見ている奴が居ると知らずに、
「へぇ、やっぱり……面白いのみちゃった!」
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