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白い廊下は月光のために青く
いびつに歪んだ建物はどこを走っているか分からない少年を更に惑わせた
自分の脚にもつれたところでペッツ博士に腕をとられ、床に二人倒れる
「違う、僕は違う、」
息荒くうわ言のように繰り返す少年の体に博士が触れる
裾から中へ、若い肌を博士の指が這った
少年の手足が強張る
「これが石の体か
冷たいな確かに」
少年の首筋を唇でなぞるペッツ博士
瞳には青白い月が灯り、唇を舌が舐め
少年の滑らかな肉体を堪能するように触れる
「僕は、僕は、孔雀石じゃ、な、」
拓かれたそこからペッツ博士の指は躊躇なく降り
長く細い指が少年の幼いかたちを確認するようにまさぐり
恐怖に駆られていようと肉体は反応する
「や、なに、」
「ここも、冷たい…、
こんなに、しても」
少年の唇からひきつるような喘ぎが漏れ、背中が軋み、
博士の指の動きに合わせ脚が拓いていく
「これが石の、からだ、」
感情の浅い博士は今や陶然とし、少年の肉体に夢中
骨の浮いた腰を濡れた指でたどり、また少年の中心へ向かって降りていく
「私のマラカイト、」
白い床に横たわる少年の四肢を拓かせ、肌を器官を味わうペッツ博士のシャツに手がかかり釦が外された
背後から伸ばされた手はカラベラスのもの
カラベラスは博士を抱き締めるように白衣の中のシャツをはだけさせ
露になった内側に手を忍び込ませた
助手の行為を意に介さない博士を無理に振り向かせ
眼鏡を奪い、唇を重ねる
「離せ、私は忙し」
振りほどこうとする腕をすり抜け、今度はカラベラスが博士の衣服を脱がせていく
「マラカイトが、ほら、こんな、私の石が、」
月の光が少年の幼さの残る細い肉体を、
白く輝く博士の裸体を
妖しく蠢くカラベラスの手を青く照らす
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