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だがしかし悠夜は悟る
ここで慧に言わないことも、自分自身の甘えでもあるのでは…と
(確かに、何も言わないで別れを切り出したのは俺だ)
悠夜は初めての状況で頭が回らないでいた
しかも慧自身も政也の事は全く知らないであろう
それは政也にとっても辛い事では無いのか…?
『実の父親を知らない』
それはそれで政也に申し訳ない気持ちでいっぱいだった
悠夜は決心した
浮気ばかりだったが、一度は愛した人
今でも浮気は凄まじいと噂はよく聞く
でも政也にとっての『家族』でもある
悠夜は諦めた様に口を開いた
「………………あの時の電話、覚えてるか……慧」
「…あぁ、嫌なくらい覚えている」
余程、悠夜が口を割った事が珍しいのか慧は驚きの表情を隠せないでいた
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