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子供3by栗橋
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はる、と呼ばれた少年を連れて俺は自分部屋に辿り着く。
「あーったまいて。」
備え付けの冷蔵庫から、水をのんで
ようやくほっと一息。
にしても、成り行きとは言え
変なことをしたな。
でも、見過ごすわけにはいかない
小さくて、可愛らしい容姿は、その手の奴にはかなり喜ばれるだろうな。
「ね、お兄さん。俺を買わない?」
上目遣いで、甘えたように言われる。
なるほど、こうやってさっきの奴も落としたんだな。
子供らしい方法に、微笑ましくなって笑った
「いいよ。」
どこまで付いてくるんだろ?
試したくて言ってみる
「じゃあ…」
脱ぎかけのシャツに自分で手をかけていく。
あーそっちか。
「服着て。」
「へっ?」
肌蹴たシャツをちゃんと着せ、ボタンを止める。
「あ、あっえ?ヤるんじゃないの?」
やっぱり、すぐ体に持ってく。
10代ってこんなもんだっけ?
驚いてる顔はなんだか、面白くて
酒の力も手伝い、ますます楽しくなる。
「俺、退屈してるんだ。退屈しのぎになってよ。」
蒼先輩を考える余地を無くしてくれないかな
顔が、一瞬驚いて
次には眉間にシワ寄って
最後には、何かを勘ぐるように俺をみた。
コロコロ変わる顔つきに、俺はつい噴き出した。
「なんで、笑う!?」
「そこはガード固いんだなって思ってさ。
良かった。少し安心したよ」
誰にでも、ホイホイついて行ってるようだから、いつか痛い目に合わされるかも
それはなんだか、見たくない
「飯、奢ってやるよ」
口をポカンと開けている。
頭を軽く叩いて、促す
「…飯、くらいなら」
飯以外にも、期待してんのか?
また面白くなる。
こんな風に、普通じゃない出会いをした。
酒の力が殆どだったけど、きっとこの時
春斗を助けたのは間違いじゃない。
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