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怒り2by栗橋
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「…何思ってんだ、俺!!落ち着け!落ち着け!春斗が自分からあんな奴に会いに行くか?」
行かない、と、思う。
あいつは嫌がってた。
なら、なんで?
『栗橋の人に迷惑かけたくないんだろ?』
そうか。
そういう揺すり方をした訳だ…
相手のやり方はよーく、わかった。
どんな風に春斗を苛め抜くか、よく分かってるみたいだな。
「…許せない」
春斗が逃げられないように、周りを囲って
春斗が言えないように、傷つけて
そうやられて、春斗の気持ちを踏みにじって
春斗に聞くか?
…いや、何も言わないあいつにも腹がたつ。
でも、このまま春斗を一人で苦しめることはしない。
俺は、春斗を守ると決めた。
自分の携帯を取り出す。
少しのコール音の後、相手がでる。
「蒼先輩?すみません、確か、前にーーー」
分からせてやる。
春斗に手を出したら、どうなるか。
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