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家族作戦3
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だとしたら、でも俺は
その寂しさを埋められる存在になりたい。
仁が寂しいなら、そばにいたい
「欲しいものさえ、手放しちゃうような子だから。そんなあの子だから、男が好きと言っても私は、認められるのよ。
男同士でも、あの子が幸せになるなら、なんだっていい」
雪菜さんは、本当に仁の事を愛してるんだな
「春斗くんの事、別に反対じゃないの。あなたがいい子って知ってるからね。
ただ、あなたはまだ若いから、まだ固まった考えを持つべきではないのよ」
雪菜さんの言う事は、正しいんだ
でも
はい、そーですか。
って納得できるほど、やっぱり俺は大人じゃない
「わかりました。」
「春斗…」
「でもたくさんのこと知っても、価値観が変わっても、仁が俺にしてくれた事は変わらないんです、絶対、忘れたりしません。」
優しく、守ってくれるといってくれた
こんな俺に
綺麗だと、汚れてないと
もっと甘えていいと
言ってくれた。
優しくて、勇気つけてくれて
それを思い出すたびに
俺は仁が好きだと、何回も思うはずだから
「好きなんです。好きしか浮かんでこないんです」
仁が好き
俺は子供で無鉄砲かもしれないけど
好きという気持ちに
大人も子供も関係ない。
3人ともじっと俺を見てる
「春斗っ!俺はお前を応援するぞ!!」
奏太さんが言うと、瀬奈さんも手を挙げる
「私もー。仁にぃも春斗くんも一緒に幸せになっちゃえばいいのよー」
雪菜さんが困ったように笑った。
「そうね。それがなにより1番だわ…
いい方向に行けばいいのだけど…」
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