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海?川?
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「か?」
「わ?」
奏太さんと瀬奈さんが言った
「そう!川!!」
「川って…お前なぁ」
俺、変な事言ったか?
「いいじゃない?可愛いわよ、春斗くんー…でも、川、なんだねー」
「へ、変かっ?川、綺麗じゃんか!」
木々の間を滑り降りていく水音
澄んでいる水に、湿り気のある空気
いいじゃんか…
「普通、海ぃ!とか、言わないか?」
「…海、の方がいいの?」
海って苦手なんだ
広くて、飲み込まれそうで
迷ったら…一生帰ってこれなそうで
「夕日も朝日も綺麗だし!2人で追いかけっこするんだ!
『あははー、捕まえみろー』
『もー、やだぁっ!』
ってやるんだろー!?」
奏太さんが、くねくね体を動かしながら言う
「まぁ、春斗くんがー、川に行きたいんならいいんじゃないかなぁー!」
「そうだよなっ、安心した!」
「ちょ、2人とも!無視すんなっ!!」
「うるせーよ、童貞」
「瀬奈ねぇ、傷つきます」
瀬奈さんの奏太さんへの扱いは、結構キツい
普段はおっとりしてるし、俺にも優しいし
「でも、デートなんて、良かったね!これで気持ちが伝わるといいねー!」
よしよしと頭を撫でられる
仁とこういうところ、似てる
優しくて、なんでも許してくれそうで。
甘えたくなる
仁と付き合ってる事
まだ言ってないけど、言うべきだよな
こんなに良くしてもらってるし、やっぱりちゃんと伝えないと…
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