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海?川?4
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「…仁太と、付き合ったの?」
真剣な顔と口調は、まるで責めているみたい
「あ、はい…あの、はい」
そうだ
雪菜さんは、あんまり快く思ってないんだった
「遠慮しないでいいの。言ったでしょ、私は反対じゃないって…」
今度は穏やかな声
でも少し困ったように眉を下げていた
「はい」
「確認したかったの、ごめんね」
「いえ!なんか、ごめんなさい」
俺が、仁と付き合ったのは
雪菜さんにとって不本意なのかな?
そう思って謝った。
「謝る必要なんかないわー
ほら、もう勉強に戻りなさい」
雪菜さんは穏やかな微笑みのままで
少し安心して、俺は雪菜さんに背を向けた
「何を…考えてるのかしら」
ポツリとそう呟きが聞こえた
困ってるような、怒ってるような
そんな声色
その意味を聞いたらいけない気がして
俺は聞かなかった事にした。
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