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一緒にいれる時間4
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さらさら弾ける水音
木々の緑の合間を縫うように流れて
湿った香りが鼻をくすぐる
「…違うよ、な?」
目の前には大きな滝
「違うか。」
どぼどぼ、と音を立ててるし
水飛沫が飛んでくるし
「川、違う」
「同じだろー?」
「ぜんっぜん違う!!これ!滝!!どこからどう見ても滝!!!」
「滝もいいよな。」
連れてこられたのは滝の観光名所で
そんなに大きくない滝だけど、人は結構いる
仁て、結構大雑把なんだよな。
「あっち行ってみよう。土産屋もあるぞ?」
「…うん。」
「ご機嫌直せよ」
ずるい、そんな風に笑って言われたら
許すしか、ないじゃん
本当は
静かな所で2人で…
そう思ったのにさ
こんなに人がいたら、何もできないじゃん。
いっぱいしたいことあるのに
もしかして、避けられてる??
「ばか!そんなわけない!」
仁は付き合ってくれてる
そこには気持ちがあるからこそだろ
疑うなんて、最低だ
仁はいつだって正しいんだから
間違いなんて、ない。
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