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本気2by佐知
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「えっ!」
校門を出ると、ぐいっと鞄を掴まれる
「な、な、」
振り向けば、大柄の男
「く、栗橋…さん」
「佐知くん。春斗と会わせて、今すぐに」
「は、はぁ?」
春斗はあんたの所にいるだろ?
何言って
そう答えようとすると
栗橋さんの目が鋭く光っているのを感じた
「な、なんであんたに言わなきゃいけねーの!?春斗はお前のことなんて…」
「今すぐに言わなきゃ、家まで引きずるぞ」
「け、警察…」
「佐知」
怖い
凄い、怒ってる。
前は、優しくて余裕のある奴だと思ってた
本気だ。
本気で、怒ってる
「は、春斗は…学校に来てない」
「…そうか。なら、お前の家だな」
「ち、違うっ!!俺は、知らないっ!」
「嘘つくな。分かってるだろ、今俺に嘘はつかないほうがいいって…」
ぞくりと背筋が凍った
こいつ、怖い…怖すぎる
「本当に、知らない!金曜日に電話して、その後から連絡取れねーんだよ!」
「電話したのいつだ?」
「…22時位だよ。あんたはいないって…その、あんたが同情で付き合ってるって教えた時だよ!」
栗橋さんの、雰囲気が変わった
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