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底4
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その時、インターフォンがなった
「誰?」
玄関に近づく
「だっ…」
声にしようとして、辞める
誰としても、今は誰とも会いたくない
鳴り続けるインターフォン
怖い、会いたくない
誰とも、話したくない
でも、足がすくんで動かない
「春斗…」
「あ…」
仁、だ
仁…
声を聞くだけで、体が震える
仁がそこにいる
「春斗、開けてくれないか…」
ドア、開けたら…仁がいる
「あ…」
開けようとドアノブに手をかけて、辞める
また、信じたら
裏切られるよ?
「…あ、や…」
お前を好きなんかじゃないんだから
「…春斗、話したい。顔を見て、話したい。」
違う
仁はこんな所にこない。
俺と話したいなんて言わない
そうだ。
もう、2度と信じたくない
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