アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
信じる強さby栗橋
-
会ってもらえないと、分かってた
だから、俺の思いも、みんなの思いも
俺の弱さも詰め込んで
春斗へ手紙を書いた。
春斗と並んで歩くために
俺も強くならなきゃいけない
そして
春斗も、全てに立ち向かわなくてはいけない
そのために
信じて
春斗の助けが必要になったら
ちゃんと助け出せるように
待った
俺が助けに家に入ってしまうことは、簡単だ。
でも、守ることだけがいいことじゃないって分かった。
辛い思いを乗り越えて、あの子は強くならなきゃいけない
だから
「くそっ!」
本当は助け出してやりたい
あの親父のことだ
酷いことをしてるに違いない
俺も、強くならなきゃいけない
信じることを。
春斗と、共に歩むために
あの子は弱い子供なんかじゃない
守られるだけの子供なんかじゃないんだ
だから、待つ。
対等で、あるために
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
226 / 267