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望むこと
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「んー…い、たい」
顔にも、体にも包帯
「ふ。男前だよ」
仁が笑った
病院に行って、いろいろ詮索されながらも
なんとか言いくるめて
俺たちはようやく帰路についた。
部屋まで運ばれて
ベッドに入れられる
「春斗、眠ったほうがいい」
額に大きな掌が乗せられて
「熱があるぞ」
「えー…明日、学校…」
「バカ、しばらく休みだよ」
頬に優しくキスされて
「う、ん…」
見つめあって
「あの…仁」
「うん?」
頭を優しく撫でてくれる
「俺…」
言おうとすると、唇にキスされる
ゆっくり、舌が入ってきて
「っん…ふっ」
絡み合わせて、深く繋がる
「…じ、ん…おれ」
「だめ。それは俺に言わせてくれないか?」
近い
顔がすぐそこにある
「春斗、好きだよ…。」
聞きたかった言葉を仁は優しく言ってくれた
頭の中で何度も何度も反芻する
「春斗、好きだ。愛してる。」
「お、れも…好」
最後まで言う前に、塞がれてた
気持ちいい
仁にされたら、こんなに
満たされて
幸せで、くすぐったくて、でも嬉しい
「眠れ、春斗。」
「あ、や…離れちゃ、や」
今すぐにでも抱かれたかった。
仁でいっぱいにして欲しい
「だめ。今日は、安静にな」
「…仁の、意気地なし」
「お前なぁ…」
仁は笑ってキスをしてくれた
「完治したら、いっぱいしよう」
「…ん。やく、そく…」
「あぁ、約束だ」
その言葉に安心して、俺は深い眠りに入った。
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