アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
望むこと2
-
次に目を覚ました時
シンとした部屋にひとりきりだった
「仁…?」
いないの?
「じん…どこ?」
自分の声だけが、異常に響いてる気がする
もしかして…
全部、夢だったの?
「…っ!!じ、じん!!」
ベッドから出ようとしてよろけて倒れる
頭がぐらぐらする
もしかして…
あの温もりも、優しい眼差しも
本当に、全部…全部…
「夢?」
本当は、仁は来てなくて
都合のいいように作った夢だったんだ。
「や、やだよ…」
目から頬に伝って、地面に水滴が落ちた
「やだ。仁…やだ!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
229 / 267