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報告2
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丸一日休んで、念のためって今日も休んだ
仁は、会社に行きたがらなくて
俺といるって言い張られた
さすがに社会人でそれはダメだから
無理矢理追い出したけど…
『なるべく早く帰るから、寂しかったら電話してもいいからな…
あ、あと飯は冷蔵庫だ。
薬はちゃんと食後にな。
あ、洗濯物は取り込まなくていいからな。
暑いけど長袖にしとけよ、病み上がりなんだから。それと…勉強は禁止。本を読むのも禁止。』
「過保護!超過保護!!」
そんな風に言われたら
本当に寝てるしかできなくて
こっそりと、仁からもらった手紙を見たりして、夕方のこの時間まで待った
「むー…元気なのにぃ。ヒマヒマヒマ!!
仁、帰ってこーいっ!!」
ベットでコロコロしながら、叫んだ
仁の仕事って、本当に大変みたいだよな
夜は遅いし、たまに接待とかあるみたい
大変なんだよなぁ
「でもーひまー!帰ってこーい…ひま。」
かちゃんと、ガキの開く音がして
仁だっ!!
「じーん!!」
玄関まで走ると、そこには仁がいて
その後ろに…
「あ、は…こ、こんばん…わ?」
蒼さんがいて
なんで…
蒼さんがいるの?
また、邪魔しに来たのかな…
「こんばん…あれ?」
蒼さんの隣に
背の高い、彫りの深い、でも濃い顔じゃない
つーか、かっこいい
「ま、ま、ま、まね、きんさん!!」
「あー!あの時の可愛いお客様じゃん」
デパートの、マネキンさん!!
が、なんで…ここに?
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