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傷だらけのラブソング
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──結葵、ッ、ゆ、あ
熱に浮かされた瞳。男らしく引き締まった頬を流れるいくつもの涙の跡。何度となく果てた体はどこを触れても色っぽく吐息を漏らす。
「結葵ッ、も、無理……くっ」
「どこに、欲しいですか?」
「……ッ、はぁっ、ァアッ」
問いかけに、びくりと均等の取れた体が跳ねた。ヒクヒクと肉壁はペニスに吸い付き、言葉にせずとも分かってしまう。
それでも自らの意思で、赤く濡れた唇で、僕に縋る事から逃げる爽さんは悔しそうに唇を噛み締めた。
「う、るせぇッ、早く──うあぁっ」
「教えたでしょう。 何度も、何度も貴方に教えた筈ですよ」
「やめっ、ひゃっ、うぅっ」
パクパクと物欲しそうに口を開いている尿道を爪で引っ掻く。クネクネと左右に腰を振り、嫌だと体をくねらせる様子はとても淫靡だ。
「爽さん、ほらいつもの言って」
「う、ぅ〜」
「子供じゃないんですから。 ほら、ねっ、早く」
「だ、ダメ……もう──」
きゅううっと強まる締め付け。開け放たれた口の中で、赤い舌がくたりと横たわる。飲みきれなくなったとろみのある唾液は爽さんが喘ぐ度肌を濡らし、飾っていた。
「──中、に出してッ」
堕ちた。
微かに聞こえた懇願に、僕のモノがまた硬くなる。中でそれを感じたのか驚き目を見開いた爽さんはうっとりした顔で、今度はハッキリと求めた。
「中に、中、もっと奥……結葵の、ゆ、あ……あっ、ふぇ……突いて、ッ、欲しいからぁッ」
「いやらしい人ですね」
「う、っクソ、ッ馬鹿野郎、クソッ」
ぐっと膝の裏を押さえつけもっと脚を開かせる。顔の横に膝頭がつくほど体制を崩させると思い切り真上から突き刺した。
「ァアッ! う、っあっん、ひ、やぁ」
「もう子供のような文句は言わないんですか?」
「う、るへぇっ……、あっ、あっ、ああっ」
ぱちゅん、ぱちゅん、と重く激しい肌のぶつかり合う音。僕の首に腕を回し逃げる事も出来ない爽さんはただされるがままに嬌声をあげ、涙を流し乱れる。
ああ、堪らない。興奮する。あれだけ睨んでくる瞳が今はとろとろと飴玉が溶けてしまったかのような色を見せているんだ。
真っ赤に濡れた唇は水飴の様に胸焼けを引き起こす程に甘く声を上げる。
つぅと唇の端から零れた涎を舌の先で追いかけ舐めとると、熱の篭った瞳で見上げられ、またしてしまった。
「ふ、んぅ……んっ、はう……ゆ、ぁ」
ああ、ああ……。
キスをするつもりは無かったのに。
「んぅ、は、う、や……も、結葵、ゆッん」
「少し、煩いですよ」
絡め合う舌が熱で溶けそう。
何度も何度も、名前を呼ぶ声が胸を焦がす。
耳の裏に張り付いたかのように、今は塞いで言葉を奪った筈なのに、僕の頭の中には爽さんの甘い声が響く。僕の名前を呼ぶ、甘い声が。
「ンンッ! ンーっ、んぐっ、ぅ、」
「は、ッ……はぁッ」
ぬりゅりと奥迄、舌を突き進めるのと同時に中で果てる。ドクドクと精を放つと爽さんも薄く透明な精液を力なく放った。
「──ハッ、は、っ、はぁ」
酸欠寸前だったのか、口を話すとガタガタ体を震わせ必死に空気を取り込む。合間に何度もむせ返り、苦しげに息を繰り返す度、熱い肉壁はきゅうきゅうと惜しげもなく締め付けてきていた。
「あっ、ん」
「何ですかその声。 まだ足りないんですか?」
「う、るせぇ……も、しねー……よ」
全てを出し切りペニスを引き抜く。どろりと線を引き白く粘ついた淫液がポッカリ開いた孔とペニスを繋いでいた。
「爽さん、孔だらしないですよ」
「ッ?! おま、お前が! この野郎!」
「僕が?」
「う、うるせぇ……ッ」
僕が、なんだ。
僕のせいに出来ない事なんて分かっているからか、悔しさに爽さんは真っ赤な顔を隠す為クッションへと埋めた。
それにしてもなんと言うか。頭を隠しても尻を隠さないのはどうにも間抜けだな。
横向きに寝そべる爽さんの足の間からとろりと精液が零れている。指でとろみのあるそれを掬うとひと舐めして、その不味さに眉を顰めた。
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