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素直に
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ここは桜ヶ丘男子高等学校…有名な不良校である。
そんな桜高が、普通の体育祭で済むはずかない…
『次は目隠し障害物競争だ!参加する奴は準備してくれよ!』
ついに…来てしまった。
俺の…俺の出番が…っ!!
「全然やる気にならないけど…仕方ないから行ってくるわ」
「蓮、頑張って」
「師匠!ファイトですよ!!」
同じ赤組の空也と夏樹くんからの声援を受け、重い足取りでスタートへ向かう。
「…怪我はしませんように」
ぐっと目隠しをし、俺は合図を待った。
『位置について…よーい…ドン!!』
自分の直感を信じて突き進む。
「うえっ!なんだこれっ…」
『第一の障害物!ネバネバくん!なんかネバネバするものが襲いかかるぞー!』
なんだよネバネバするもんって…!
「師匠!その姿萌えます!最高です!」
「応援しろよ!」
今このままだと夏樹くん達に何されるか分からない。
早く先に進もう…
「っあだ!今度はなんだよ!」
『第二の障害物!手動ハリセン!これは痛いだろうなー!』
地味にむかつくハリセンのうえ、目の前は真っ暗で何も見えない。
「おいこらてめぇ!蓮先輩になにしてんだよ!!」
「蓮さんいたぶっていいのは僕だけなんだぞ!!」
「ふわぁ…」
アイツら応援しろよ…その前にお前らは
白組だろ…。
恐ろしい罵倒にハリセンが怯んでいる隙に走り出す。
「えっとここで目隠しを取るんだよな…」
目隠しを外すと、そこにはカードが並んでいた。
『第三の障害物!ガードに書かれたミッションをクリアしてゴールしろ!』
やっと障害物らしくなったな…
一枚カードを引き、書かれたミッションを見る。
「ヤンデレにキス…出来るわけねーだろ!
しかもなんでピンポイントだよ!」
俺は、カードを投げ捨て、チラッと鮮やかボーイズをみる。
キ、キスとか…男に…するのか?
俺は…俺はそんなの…
「蓮」
ふと、俺を呼ぶ声がした。
その声は紛れもなく、アイツの声…
「…今回だけ…だからな…」
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