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素直に
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空也side
「…あのキス、どういう意味?」
俺がそう聞く事はなかった。
ミッションでそんな事が書いてあったんだって、思い込ませて…
これ以上、自分の愛が蓮を包んでしまわないように…そう言い聞かせて。
でもあの時の蓮…
「…だよ、空也」
何て言ったんだろうか。
それを知る資格は、俺に…あるのかどうか
「あーやだやだ…なんでこうネガティブになっちゃうかな」
蓮が居ないと、いつもこう。
蓮が居ないと、俺は生きていけない。
あの黒髪が大きなくりっとした瞳が若干ツンデレっぽい性格が…
蓮のすべて、俺のものにしたい。
誰も見えない所に繋いでしまおうか
誰も触れられない所に隠してしまおうか
そんな事ばかり…考えてしまう。
「だから…我慢してたんだけどな…」
けれどそれも、無理なのかもしれない。
俺の可愛い可愛い蓮が、誰かのものになってしまうのなら…
遠慮なんていらないだろ?
あの瞳に俺だけが映るように…
「空也ー、帰るぞー?」
「うん、今行くよ」
この重すぎる愛は、蓮のせいだよ。
君が俺を見てくれないから…
「愛してる、蓮…」
この愛を受け入れてくれるまで、俺は何度だって言おう。
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