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説教
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頭はボーッとするし、目の前はぐるぐると回っている。
体はだるくて重いし、呼吸も上手くできない。
それでも今は関係ない。
思っていること全部ぶつけてやるだけ…。
「せ、先輩!?どうして…」
「しかもこんな熱あるのに…」
倒れそうになる俺を支えてくれた二人。
心配そうな目で、俺を見ている。
「…っざけんな!」
ダブルパンチを繰り出した俺は、見事二人の頬へ命中。
「「わ、若ぁぁぁぁ!?」」
一発、想い全部を乗せてパンチ。
この後…自分の命はきっとないんだろうな…なんて考えながら、尻餅をついた二人を見つめる。
「お前らは…っは…なんでそうもひねくれてんだよ!なんでそう意地はってんだよ!
関わるな?…っはぁ…ざけんな!俺がそんな悲しそうな顔してる友人をほっとけるわけねーだろ!
何が笹木組だ!何が西山組だ!俺が今…っはぁ…っは…助けたいって思ってんのは…
笹木 久と西山 優、俺の友人の二人だ!」
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