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過去
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「流兎は今日も可愛いな…もういっそのこと拉致監禁する?しちゃう?」
「やめなさい」
パコッと、黒に本で頭を軽く叩かれる。
「いった…」
軽くでも結構痛いんですけど。なんて文句を言っていると、俺の横に人の気配。
「うぉ、流兎!」
「ははっ!びっくりした?」
無邪気な顔で笑う流兎にキューっと胸が締め付けられる。
ああ…可愛いなぁ。
その笑顔が俺だけのものならいいのに…
「そういえば流兎、さっき誰と話してたの?随分楽しそうでーむぐっ!」
口を塞がれ、話を中断させられる。
「蓮、流兎にそんな事言ったら嫌われるぞ?」
この手はどうやら黒らしい。
話を中断させられたのはイラついたが、確かに嫌われるのは嫌だ。
仕方ないか…
「そういえば流兎、来週バスケの試合だって?」
「あ!そうなんだよー!俺、今回もシュートがんがん決めるから見に来いよな!」
「うん!ぜーったい行くから!」
カメラでも持って行こうかな、なんて考えながら鼻唄を歌う。
来週、楽しみだなぁ!
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