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欲望③★スカー×エド
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―――――火がゆらめく
―――パチパチと薪が鳴る。
こうなった経緯だが、
敵連中を倒すという共闘の目的があるため、共に行動していた。
勿論、他の連中も一緒だった。
目的地として森を越えた街を目指していた。
が、敵の襲撃に遇い、連中とは散り散りになってしまった…。
スカーとエドは途中で合流できた。
他の連中を捜しつつ、森を抜けようと歩き続けていたが。
この天候…
洞窟に駆け込んだということだった。
《スカー視点》
鋼を抱き抱え、火のそばに連れてきた。
濡れてはいるが俺のコートを広げ、その上に鋼を寝かせる。
「…っ、……うっ…」
苦しそうだ、うなされているな。
とりあえず、鋼の濡れたままの服は脱がさないとマズイか…。
そっと手をかけ、だが素早く脱がしていく。
下着だけは、どうするか…と少し迷っていた。
「う、ふ……ぅぅ」
鋼の唸り声を聞くたび、何とか苦しみや傷みを緩和できる方法を考えるが、何もないこの場所でしてやれることがない。
よく見ると…震えている…?
手に触れると冷たい。
体を温めないと…
「…………………」
仕方がない…。
人肌で温めるしか…、
自身は下着だけの状態で、鋼を抱き抱える。
鋼の下着は濡れているし、これ以上冷やさないように脱がすことにした。
俺の上に向かい合わせで座らせる。
この方が肌の密着範囲があるから良いだろう…。
軽く乾いた、鋼の軽い上着を軽く巻き付ける。
鋼を抱き締める形だから、全ての様子が伝わってくる。
高熱で本当に苦しんでいる、呼吸も荒く、体も震えている。
少しでも楽にしてやれればそれでいい。
そう思い、強く抱き締め、己の熱で鋼の体を温めることに集中した。
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