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願望③★アル×エド
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アルは焦りながら早口で話し出す。
眠っていた俺を眺めていたそうだ。
頭を撫でながら、髪をすきながら、頬を撫で、唇をなぞり…
首筋や胸元を撫でるように触っていたところ、気付いたら俺の分身が反応しかけていたらしい。
たまらなくなって、ズボンの上から触れるとしっかりとした硬さになったようで。
「そ、それで兄さんも気持ちよさそうだし、僕もやめられなかったし、責任を取ろうと…」
「お前なぁ、まさか俺がきづかないまま寝こけると思ってんのか!?」
「いや思わないけど、夢の中のままでいたらいいのにな…とは思っちゃって…」
「なんでだよ…」
「僕は兄さんに触れているようで触れてないから。
兄さんが僕を求めてくれるなら、
せめて夢の中だったら人間の体の僕と出会えるかもしれないじゃない。
だから…」
アルの気持ちが伝わってくる。
俺達が一番願っていることであり、簡単に口には出来ない願い。
『体を取り戻したらお互いの温もりを感じたい』
アルは眠らない。
俺が寝ている横で見守るように側にいてくれる。
時々寂しいときに、アルの意思でその冷たい体で俺を慰めてくれる。
俺の体が火照っても抱き締めてくれるアルの体温はいつもと同じ。
熱が冷めた時の現実を知らされる瞬間が辛くて寂しくて。それはアルも同じだと思う。
アルは優しいから、夢の中の生身の自身と俺が抱き合えることを願ってくれるんだろうな。
自分が俺を抱きたいとは言わずに。
「アル……もっと」
「……え」
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