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「陽さーーーーん。一緒にご飯食べに行きませんかーー」
「悪い。今日は生徒会で欠かせない仕事が入ってて…
今日は一緒に食べれないんだ」
えぇ。まじですか
まぁ、しょうがないよな。生徒会がどれだけ忙しいか陽さんを見ればわかる
「分かりました。では、1人で食べに行ってきますね」
「あぁ、本当にすまないな。」
「いえいえ。仕事ですし、しょうがないですよ」
本当に申し訳なさそうな顔をする彼に俺は全然大丈夫だと言ってニカっと笑った
陽さんと教室で別れて俺は廊下を歩く。
と言うわけで、
1人で学食でご飯を食べる事になった俺は食堂へと足を運ぶ
そういえば何故音楽科が食堂に現れないかというと…
トトたち音楽科は、食堂へ来ると普通科の子達が大騒ぎしてしまうので、時間をずらし昼休みをおくっているので基本合わない
俺たちの昼休みが終わる頃に彼らの昼休みは始まるのだ
前回の偶然会ってしまったのは、あれは事故だと思ってくれ。
トトは授業中彼らに呼び出され、俺はその現場に居合わせてしまったというだけ
あんな偶然な事はもう二度とないだろう
食堂へ着き、俺は真っ先にカウンターに向かった。
(1人で学食を食べるのはこれが初めてだな)
そう思い、俺はウェイターさんに釜揚げうどんを注文する
うん。シンプルかつヘルシーな昼ごはんだ
それを1人でツルツルと食べて数分過ごした後、また散歩を始める
今度は旧校舎と逆の方向の校庭へ向かう事にした。
大きな校庭は噴水と芝生があり、ベンチがいくつも並んでいる
丁度校庭には誰もいなくて、俺はベンチに座る
今日は天気が良くて晴天だ。暖かな太陽の光と心地の良い風に俺は思わず目を閉じた
(あぁ。心が落ち着いてきて、安心する…………)
あまりの気持ち良さにしばらく目を閉じ、暖かな自然を感じていると
どこからか綺麗な歌声が聞こえてきた
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