アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
「じゃあ、お邪魔しました
今日はご馳走様でした。ごはん美味しかったです」
「よかったらまた今度、夜ごはん食べに来なよ
悠とトトだったらいつでも歓迎する」
今の時間は夜の10時。
寮は消灯時間は夜の11時まででギリギリの時間帯だ
「ありがとうございます。また、機会があったらお邪魔します」
「じゃあ、おやすみなさい」と言って陽さんとロアの部屋を後にした
廊下を歩いていると、ふと窓を見ると外の夜空は雲ひとつなく綺麗な満月が出ていた
「見ろよトト。今日は綺麗な満月がでてるぞ」
キラキラと輝く黄色の綺麗な満月
ここに来てからの初めての満月に俺はつい魅入ってしまった
ーーーーーーーー
その頃、悠馬たちが帰った後
陽一とロアはお風呂に入って寝間着に着替えていた
窓に映る綺麗な満月
ロアは自分の部屋のベッドの上で膝を抱え震えていた
側には陽一がいて、床に膝立ちになって下からベッドに座るロアを宥めている
「怖い……怖いよ、陽一……」
「……大丈夫……大丈夫だ。
今月は、今日だけ乗り越えれば来月までまた暫く来なくなるぞ」
カチャリとパイプヘッドに繋がれている手錠を持つ
ロアを寝かせて、両手首にその手錠をいくつも掛け
ベッドと繋ぐ
「ロア、我慢だ。
そうしたら、明日からまた普通に何もない平穏な日常をおくれる……」
「うん………僕、頑張るよ。
なんたってこんな僕に2人の大切な友達ができたんだ
こんな……僕に……。
だから2人に明日また会えるなら、僕は…………」
そう言いいながら、ロアはスウッと瞳を閉じた
暫くして、規則正しい寝息が聞こえる
ロアがちゃんと寝たことを確認した陽一は、手錠に繋がれた彼の手をギュッと握った
「……ロア」
陽一は目を閉じて、いつものように願う
どうか、今日も……何事も起きませんように……
もうこの事で、二度とロアが傷つきませんように
そう強く願った
その後、彼はロアの部屋を出る
そして自室に戻り、自らのベッドで眠りについたのだった……
ーーーーーーーー
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 149