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でも確かにそうなのかもしれない
この前までトトは俺しか関わって来なかったし
これも成長の一歩…?
うーん…と悩んでいたら
キャーーーーーー!!
急に女の子たちの甲高い声が教室中に響きわたり俺はビックリする
な、なに!?
顔を上げて声がするほうに目を向けると、女の子たちが廊下のほうにザワザワと集まっていた
「な、なんだろう……。」
「しらね。ちょっと様子見てみるか」
「え!?ちょ、ちょっと……!!」
如月くんに引っ張られて俺たちは女の子たちを掻き分けると、そこにいたのはトトの姿。
どうやら隣のクラスに用があるようだった
彼の目の前には俺の知らない可愛らしい男の子がいて、その子とトトは話している
(誰だ……?)
親しそうに話しているその2人に俺はジッと見つめる
会話は何を言ってるか分からなかったが、微かに声は聞こえる
トトと話しているその少年は顔を真っ赤にしながら一生懸命彼と話していた
そして、そんな彼にトトは甘く微笑んで…………
「叶斗(かなと)」
えっ………………。
その言葉に俺は一瞬思考が停止した。
遠くで声は小さかったが、トトは確かに彼のことを名前で呼んでいた。
俺は信じられなかった。
トトは俺以外の名前を呼ばなかったのに
他のやつとあんなに楽しそうにしてる彼を見たことがなかった
なんだろう……胸が騒つく
「お、めっちゃ美形な奴がいるな。……もしかしてアレお前の人形?」
「あ……あぁ。」
「へぇーーー。ありゃモテるわ
俺が見た人形の中でもありゃトップだな」
「…………。」
その後、トトとその少年……叶斗くんはトトと一緒に何処かへ行ってしまった
チャイムが鳴ってみんな教室へ戻る
あの2人、授業サボってどこにいったんだろ
すごく、モヤモヤする……
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