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学校から帰ってきて寮に戻ると俺はポツンと一人ぼっち
「……やっぱりあんな事するんじゃなかった…」
そりゃ、大好きな人から避けられれば嫌になるのも当たり前だよな
暗いリビングでソファーに寝転がり、ボーッと過ごしていると玄関からガチャリとドアが開く音がした
ドキッと胸が飛び上がる
リビングの扉の方へ目を向けると先ほどまで廊下で騒がられていた彼の姿
「………………。」
「と……トト……??」
まだ怒っているのか俺を見ても冷たい目で見てくるだけ
部屋が暗くてよく見えない……
電気をつけようとして立ち上がると、彼は俺を避けるかのように玄関に戻りまた部屋を出て行ってしまった
バタンッ
「…………なんだよ。」
俺は立ち尽くしたまま、彼がいなくなってしまったリビングの扉を見つめる
寂しくなった俺はそれを紛らわすために自分の部屋に移動し、ベッドにゴロンと横になって携帯をいじる
(なんか……何もしたくない)
トトは俺の事、嫌いになってしまったのだろうか……
気づくとその事ばかり考えてしまう
そしてたまにチラつく叶斗くんの姿。
……もう彼の方に執着を向けてしまったのかも
「………………。」
顔を歪めて枕に顔をうずめる
そしてそのまま、俺は意識は深く眠りに落ちていった
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