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「あ……逢引き……」
「ちょっ!?おまっ!?なんて言うこと言うんだよ!!」
その言葉に俺が言葉を詰まらせると、如月くんが真っ赤な顔をしてヘルの足を蹴り上げた
「〜〜〜っ!?!?」
どうやらそこが弁慶だったらしく、彼は足を抑えながら痛みに悶える
「俺はお前が心配で様子を見に来てるだけだっつーの!調子にのんじゃねぇ!!」
そんな事を知らずに如月くんはフンっとソッポを向く
「ヘルくん……大丈夫??」
「だい……じょうぶじゃ……ない」
ロアが膝を屈めて、痛みに苦しむヘルを心配する
「あ、ロア。お前体育着忘れてただろ
リビングのところに置きっぱなしだったぞ」
「わわっ!?そうだったの!?
てっきりロッカーの中に入ってるかと思ってた……
陽一ありがとう!!」
だが、陽さんの体育着でロアの意識はヘルから体育着に変わりすぐ彼のそばを離れて陽さんの元へ駆け寄った
「おい。もうすぐ休み時間終了のチャイムがなるぞ
急いで教室に戻ろうぜ」
「あ、本当だ」
「じゃあ俺たちは帰るか」
如月くんが腕時計を見ながらそう言うと、俺と陽さんはトトとロアのそばを離れる
「おい、ヘル!次の休み時間も様子見にくるから、これまで変な事すんなよっ」
「わ……わかった……いてて……」
「トトも何も問題を起こさずにしてるんだぞ」
「あぁ。ゆーまが言うならそうする」
「ロア、もう体育着忘れるんじゃないぞ?」
「うん!ちゃんと忘れないようにするよ!!」
そう言葉を残して、俺たちは音楽科の校舎を後にした
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