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ガチャッ!!
「はぁ……はぁ……。ま、間に合ったね……」
「そ……そうみたいだな……」
「??悠、如月。
なんでお前たちはそんなに疲れてるんだ??」
「はぁっ!?普通あんな長距離全速力で走ったら疲れるに決まってんだろ!?
お前が異常なんだよ!!」
「??そうなのか??」
「……さ……さすが、陽さん……」
如月くんと俺はこんなに疲れてるのに陽さんは平然としている。
あんな長距離を走ったのにも関わらずに……
ーーーキーーンコーーンカーーンコーーン
「お。ちょうどチャイムが鳴った
堺、席に戻ろうぜ」
如月くんはそう言って自分の席に歩いていく。それに続いて陽さんも自分の席へと戻っていった。
俺も如月くんの後を追って席に戻る
ーーーーーーーー
ーーーーーーーー
「……えーー。ここはこうであるからにして……」
授業中、俺は横にいる如月くんを見つめていた。
今は授業を真剣に受けているのか、彼は俺の視線には気づいていない
(如月くんとヘル……どうやって出会ったんだろう……)
あの後も、俺の好奇心は消えていなかった。
俺とトトにも、陽さんとロアにも、言いたくない秘密と出会いがあったようにこの2人にも秘密と出会いがあるのだろう
(例えば、ヘルの両手にされていたパペットにだって何か理由があるのかもしれない……)
しかもトトと同じ"人形悪魔"。
相当歪んだ何かがあるに違いない
(………………知りたい。)
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