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従弟と双子の妹弟-6
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「……ゥ、ュ……ユウっ!」
ぱち、と音がするくらい勢いよく眠っていた瞳を開ける。
声のした頭上に目をむけると瞬平の顔が俺を除きこむようにしてあった。
「……なに…」
「朝だよ!もうそろそろ起きないと遅刻しちゃうだろ!」
キーン……と耳に響く瞬平の声
朝からうるせぇ。
つか……頭いてぇ
頭をおさえ、ベットに横になる。
あれそーいや……
「瞬平?ナツはどこだよ?」
「は?ナツ?」
今まで自分が抱きかかえて寝ていたナツの姿がどこにもない。
瞬平に聞いても、俺の部屋に入ってきたときベットの上には俺しかいなかったと言っている。
「何ナツと一緒に寝てたの?あれじゃあナツは?」
「ちょっ、アイツねぼけてまたどっか行ったのかよっ」
急いでベットを降りて、部屋を出る。
リビング、キッチン、トイレ……と家の中を探す。
すると……、
風呂場のほうからザァーと言う水の音が聞こえてくる。
もしかしてシャワー浴びてんのか?
風呂場のドアを開けようとすると、勢いよくドアが開き勢いよく頭を打った。
「ってぇ……!」
「は?ってユウじゃん何やってんの?」
さんざん心配かけといて何言ってんだよ。
はぁ、深くため息を付きながら頭をおさえつつナツを見る。
「…もう大丈夫なのか?」
「ん?あーたぶん?」
おでこに手をやると昨日よりかは大分下がってはいる。
顔色ももとに戻ってるし。
「学校行けるか?念のため休んでもいいけど」
「いい、学校行く。」
「ん、わかった。なら朝飯作ってくるな、制服に着替えてこいよ。」
「は?」
「え?なに」
ナツは驚いた顔つきで俺をガン見してくる。
じーっと顔を見られ最終的にはため息をつかれた。
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