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17年-4
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玄関には買い物袋をもったナツとなぜか汗だくの優樹。
…なんで優樹汗かいてんの?
微妙な疑問を浮かばせながら、二人に近づく
「おかえり、買い物ありがとな。」
「あれ、ユウ?起きてたの?」
「ついさっき起きたところ。」
「熱は?もういいのか?」
「まだ測ってないけどもう大丈夫。色々と心配かけたな」
少々納得がいかないと言う目で俺を見るナツ。
すると、買い物袋を直ぐそこにおき俺に近づいてきた。
「ちょっと屈んで」
「は?」
「いーから早く、」
俺に屈むように急かすナツ。
まったく意味がわからないが、一応屈んでみる。
すると、
「んー…確かにそこまで熱はねぇな?」
「っ!」
何を思ったのかナツは俺のおでこに自分のおでこをあて熱がないかを調べた。
…っんな顔近かったら…
あのときのキスを思い出す…
無意識に俺はナツの体を突き返してしまった。
「あ……」
「ユウ?どうかしたのか?」
「…悪い……」
ナツを…拒んでしまった…
無意識とはいえ、俺は拒んでしまった…
一気にナツを拒んだ罪悪感に襲われる。
「…ごめん俺やっぱまだ休むわ、」
「え、」
「夕食いらないから。悪い…じゃあな」
「あっ、おいユウっ!?」
ナツに引き留められるまえに早足でその場を去り、自分の部屋に駆け込んだ。
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