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宗也-4
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「でも喧嘩してても、つまんなくてさ。それでも人を殴ってる時だけは何も考えなくて済んだ。
だからやめられなかった。
けどそれが親にも学校にもバレたんだ。
けっきょくそれで私立高校にもいけなくなって…家族は俺を見離した」
「俺のことをわかってくれるやつなんかどこにもいねぇ、そう思いながら繁華街の近くの公園で蹲ってた時に、声かけられたんだ。」
それって…
「瞬平…?」
「ああ。 大丈夫かって、オドオドしながら聞いてきてさ…怖いなら話かけんなって言ったんだけど…
『怖いけど…放っておけない。』って必死に言うもんだから。」
くすくすと表情を和らげる宗也
「んで半ば強引に俺を家にまで招待してくれたんだ。
それからは瞬平の両親は俺を快く招きいれてくれた…今までしてきたことぜんぶ俺は言ったんだ。
そしたら瞬平のご両親さ、『今までよく頑張ったな』って言って俺を抱きしめてくれたんだ。」
「嬉しくてさ…小さい子供みたいに泣いた。
それから俺は瞬平と両親と仲良くなっていって、気づいたら瞬平を好きになっていた。」
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