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緊張-2
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シン、と静まる部屋の中で唯一時計の音だけが鳴り響く。
カチ コチ カチ コチ …
その時計の音よりも俺の鼓動は遥かに早く高鳴っていた
ドクッ ドクッ ドクッ ドクッと、
お、落ち着け俺っ…ナツと2人きりになるのなんか慣れてんだろ…っ!
ナツと2人になるのが妙に緊張していつもの冷静な態度でいれない。
しかし、このままだとくまた”親友”として”幼なじみ”としていく時間を過ごすだけ
拳を厚く握り、宗也に言われた言葉を思い出す
”後悔する前に自分の気持ちを伝えろ”
決心を決め、口を開く。
「な、ナツ」
「ん?」
「俺の話…聞いてくれるか?」
「え?どうした急に。俺は全然かまわないけど?」
「さんきゅ。」
ふぅ、と一息ついて
「俺、お前が好きだ」
一言そう告げた
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