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もらいに来ました。
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「え?と、で、こんなに改まって、どうしたの?」
いよいよこの空気に耐えられなくなったのか母さんが口を開いた。
そんなの知らねえよ!!
俺が知りてえよ!!
そんなこんなでチラッと横目で鈴を見ると、目が合った。すると鈴は机の下で俺の手を握ってきた。
……俺手握って欲しそうな目してたか…?
「いきなりすみません。僕、祐君とお付き合いさせてもらってます。篠田 鈴です。」
「「え?」」
「…ん?」
父さんと母さんがハモった。レアだレア。
じゃなくて、こいついきなり何言ってんの?!
「え、え?と、お、お付き合い?鈴君?男…の子よ、ね…?え、ちょ、ゆ、祐?ど、どうゆう事?」
「え、お、ちょ、ま…え…?!」
いきなりの事に混乱する俺と母さん。
そして、じっと無言でこっちを見ている父さん。こ、怖い…
「はい。僕は男の永瀬が好きなんです。」
「え、え?、とお、男同士、って、事かしら…?」
「はい」
「で、今日はどうしたの?」
と、俺の方を向いてくる母さん。
いや、それは俺もよく…わからない……
「今日は、永瀬をもらいに来ました。」
「え?!」
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