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にーちゃん
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「梓!」
「ん?あ、冬馬にーちゃん!じゃなくて、山野先生、かな?」
「先生ってのもかわいいけどにーちゃんでいいよ」
「いやいや、ここ学校だし、だめだよ」
「あはは、そうか。」
この人は僕の家の隣に住んでる、山野 冬馬(ヤマノ トウマ)。親同士が仲良くて小さい頃から仲良くしてくれてる。
僕もにーちゃんって呼んでるし兄貴みたいな感じかな。
そんなにーちゃんが4月から、僕たちの通っている、この学校で先生として入ってきた。
にーちゃんってば学校に来ること内緒にしてたんだよ?酷いよね。おかげで僕ってば始業式で「にーちゃん?!」って大声で言っちゃったよ…
「で、どうしたの、えーと、せんせ?」
「あ、いや、そこにいたからなんとなく呼んだだけだよ」
「あ、そうなの?じゃ、僕もぉぉ?!」
「梓?!」
な、何が起こったの?!いきなり誰かに持ち上げられてそのまま抱きしめられた…のか?
いきなりの事に頭がついていかない。
僕はほぼフリーズ状態のまま状況を把握しようと頭をフル回転させて。
そんな時、頭の上から
「えっと、先生。こいつ、俺のなんで」
と、聞きなれた声が降ってきた。
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