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宣戦布告
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「ほぁ〜、やっぱ何度みても大きいなぁ」
「そうかな?まぁ、上がって上がって」
「あ、うん」
永瀬 佑。16歳高2。
今日からここ、篠田鈴の家で5年ほど居候させてもらう事になりました。
「永瀬の部屋は僕の部屋の隣に使ってない部屋があるからそこ好きに使ってね」
「え、1人部屋?!」
使ってない部屋って…
金持ちってすげぇ。怖いよ…
「ながせっさぁーんっ!!」
「うわぁ?!!?」
「永瀬さんだー!永瀬さんだー!ほわぁー!私の事覚えてます??覚えてますか?!永瀬さん!!」
いきなり飛びついてきたなは鈴の妹の、篠田 彩花ちゃん。
初対面なのにいきなり告白されたんだよ…?衝撃的すぎて忘れられる訳ないじゃん…
「お、覚えてるよ、彩花ちゃんだよね?」
「覚えててくれて私すごく嬉しいです!!あの、永瀬さん?」
もじもじと下を向きながら上目遣いで見てくる彩香ちゃん。
「あの、私も佑って呼んでいいですか?」
「え?いいよ。」
「本当ですか!!やったー!じゃあこれからは佑さんって呼びますね♥︎それで佑さん」
「ちょっとストップ。永瀬困ってんじゃん彩花。永瀬も嫌なら嫌ってちゃんと言えよな?」
ちょっと不機嫌そうにキッとこっちを睨んでくる鈴。
嫌って、別に嫌な事なんて無かったけど。
「鈴、俺別に嫌じゃないよ?」
「ほら!佑さんもこう言ってるし!佑さん、家の中案内します。」
「ありがと、彩花ちゃん。じゃあちょっと荷物置いてくるね」
バタン
「お兄ちゃん?」
「…なんだよ」
「なんでそんな不機嫌なのー?もしかして私に嫉妬してるの?」
ニマニマと笑いながら挑発的に言う彩花。
「別に、嫉妬なんてしてねぇよ。」
「…ふーん。まぁ、そんな事はどうでもいあんだった。私ね、本気だから。本気で佑さんの事、取りに行くから」
ニヤっと笑いながら鈴に宣戦布告する彩花。
それを見て鈴も
「取れるもんなら取ってみろ」
と鼻で笑った。
10秒ほどシーンとして佑の部屋のドアが開いた。
「終わったよー。じゃ、お願いね」
「はい!じゃあまずは〜、あ、そうだ佑さんちょっと待っててくださいね〜」
「え、分かった」
「お兄ちゃん。耳かして」
「なんだよ。……なっ?!お、お前?!」
「じゃあ、行きましょ!佑さん!」
「え、あ、う、うん?」
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