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時間が無い
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?!
また酔ってるのか永瀬?!
「り、鈴…シよ…?」
その時の永瀬の顔は何か焦っているようだった
「…永瀬。何か焦ってる?」
「べ、別に焦ってなんか…」
目を逸らせた…って事は嘘か
永瀬は嘘をつくのが下手だ
目を逸らすからすぐ嘘だって分かる
「ねえ、永瀬。どうしたの?何をそんなに焦ってるの?」
「……が…んだよ…」
「え?」
「…お、俺らには…時間が無いんだよ…!!」
「それ…どうゆう事…?ちょ、永瀬??」
『時間がない』
と言うと走って僕の部屋から出て行ってしまった
…永瀬、泣いてた……
1階から『あら、永瀬くんもうかえるの?』
と母さんの声が聞こえてきた
永瀬の声は聞こえてこなかった
時間なんていっぱいあるじゃんかよ
もうわかんないよ、永瀬…
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