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唐突
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「あの…どうしたんですか?」
「お前、名前は?」
いきなりの質問に戸惑ったが
「中原 誠也です」と答えた。
なぜ初対面の人に名を名乗ってしまったかは、よく分からない。でも、そうしないといけない気がしたんだ。
「お前、大学生かー…?」
覗き込むようにして聞いてくる。
「えぇ…。何か…?」
「いや、なんでもない」
-鍵を返してくれないのかな…ー
そう思いながらそわそわしていると、向こうから僕に話しかけてきた。
「あのさ…。ちょっと家に来てくんない?鍵はそれから…ってことでさ」
「え?いや、でも…」
僕が躊躇していると、彼は僕の腕を引っ張って僕の意思とは裏腹に前へと歩き出した。
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