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戸惑い
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最後の文は一体どういう意図があって書いたのかわからないが、彰人らしくてついつい顔が綻んでしまう。
「っ…あははははっっ!はー…。」
ひとしきり笑ったところで我に返る。
「そーだった。大学生じゃん。僕」
今更、自分の置かれている現状に気づく。
最近の生活が非日常すぎて、気にする暇もな
かったからなー…。
彰人に感謝しなきゃな。いつもはふざけてる
けど、こういったときには本当に頼りになる
やつなんだよな…と、つくづく思う。
「あ、連絡しなくちゃ…」
ーでも、この状況をどうやって説明する?ー
携帯のキーボードを押す手が止まる。
理由があるとはいえ、赤の他人の男の人と一
つ屋根の下で暮らしているっていうのか⁉︎
さすがに彰人でもこんな話は呆れられるだろ
う…。
「どうしよう…」
はあっー…と、知らず知らずのうちにため息がでていたようだった。
そんな僕を見かねて、徹さんが寄ってきた。
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