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艶
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野球部 お調子者×平凡
痴漢対策 15禁?18禁?
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最近、野田の様子がおかしい。
妙にそわそわして顔を赤くしたり、ぼんやりしたり。
涙ぐんでいたりもする。
いい加減、心配になって声をかけた。
「田山・・・・・・・・・何でもねえよ」
その間は、何もねえ訳ねえし?
更にしつこく聞くと、物凄く、物凄く、いい辛そうに、めちゃくちゃ恥ずかしそうに、「朝の電車で痴漢が出る」と教えてくれた。
と言う事で、今日は野田ん家から登校です。
てか、遠いわ。
最寄り駅の始発に乗らなきゃ朝練に間に合わないとか、辛いね!
男で、坊主頭で、平凡ど真ん中な野田が痴漢にあうとか、なんじゃそりゃ、と思う。
んでも、告白した野田はすごく辛そうで、そんじゃ頼りになる田山君の出番かな、と申し出たわけです。
うん。
今、俺、びっくりしてる。
ちょっと、痴漢のレベル超えてねえ?
少し離れて、痴漢のお出ましを待っていたわけですよ。
決定的瞬間を取り押さえようって計画です。
ちょっと離れすぎてしまったのは、計算外。
急に様子が変わった野田に駆け寄ろうとするのに近寄れない。
というか・・・阻まれている。
その間に、野田の背後の男の右手は寛げたズボンの中に差し込まれ、左手はシャツの裾から入っている。
野田の真っ赤な耳に口を寄せてニヤニヤしてるのは、どう見ても普通のサラリーマンだ。
ってか、おい、抵抗しろよ?
て、ああ、無理なのか。
野田の両手は、周囲の乗客に捕まれていた。
ニヤニヤと野田を囲む男たちに、寒気がする。
なんだよ、これ。
ちっとも近づけずにいる俺をあざ笑うかのように、痴漢の手は野田の体を弄った。
真っ赤な顔をして、ひくひくと体を震えさせる野田は、肉食獣に首を抑えられた獲物のようだ。
俯きがちだった野田が急に顔を上げた。
視線をさ迷わせて俺を見つけた野田の表情が、さっと変わる。
縋る様な表情。
エロい。
平凡なはずの野田の顔が超エロい。
俺を見つめる涙で滲んだ真っ黒な瞳が艶やかで。
俺は一生、この情景を忘れられない、と思った。
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この後ちゃんと助けてあげられたんでしょうか?
田山も痴漢の餌食に・・・イヤイヤ。
それはあんまり萌えない・・・。
野田に申し訳ないと思いながらも、ズリネタにしちゃうんでしょうね、田山君。
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