アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
帰ると。拓海side
-
部活が終わり、空腹を耐えながら家に帰る。
時刻は12:53。
俊哉はきっと、40分には来てるだろう。
まじで腹減った。
「ただいま」
リビングを覗くと、母はいなかった。
俊哉が泊まると言っておいたので、夕飯の買い物にでも行っているのだろう。
俊哉はきっと俺の部屋にいる。
階段をのぼり、ドアノブに手を掛ける。
「ごめん俊哉、部活長引い…」
ドアを開けながら話しかけると、ベッドに寝ている俊哉が目に入った。
「…俊哉」
ベッドにゆっくり腰をおろし、囁く。
反応はない。
俺が節操なしだったらもうキスはしてる。
「人の気も知らないで…無防備な」
起こそうと肩に伸ばした手を引っ込めた。
気持ち良さそうで起こすのは可哀想に思えた。
それに寝顔をもっと見ていたい。
ついでに写メってやろう。
無音カメラで数枚写真を撮る。
これは俺のプライベートフォルダに入れておこう。
こんくらい、いいでしょ?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
63 / 125