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何事もなく学校が終わった。
結局俺が送ったあのメール以降、あの子からメールが来ることはなかった。
まぁいいんだけど。
帰り支度をしていると、廊下から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
鞄を持って向かうと、前までよく遊んでた女の子がいた。
「何?」
「ねぇ、今日暇?」
「悪い、今日予定ある」
「えー?
そんな予定ブッチしちゃいなよ♡」
そこで一旦言葉を切り、俺の耳元で囁くように「さりな、今日すんごくエッチな下着付けてるんだよ♡」と言ってきた。
え?なんなの?
今朝のメールといい、それ言えば俺がホイホイ行くと思ってんの?
確かに前まで言ってたけど…って俺のアホ!
「悪いけど、俺そういうの辞めたから。
ヤリたいなら他どうぞ」
俺はさりなを振りほどき、さっさと帰ることにした。
しかし、さりなもしつこく着いてきた。
「えー!
なんで??
そういうの辞めたって何??
わけわかんないんだけど??」
「着いてくんな。
遊びたいなら他のやつに行けって言ってんだろ」
「さりなは豊くんと遊びたいの!
彼氏と遊びたい、一緒にいたいって思うの普通じゃない!?」
「誰が彼氏だって?」
「豊くんに決まってんじゃん!」
はぁ………またこのパターンかよ…………。
俺、1回も好きって言ったことないよ?
いつそんな勘違いが生まれるの?
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