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午後8時。
やっと1日の仕事が終わった。家ももうすぐそこだ。
築30年。木造二階建ての一軒家。大きくもなくそれほど小さくもない家。その家に息子の豊と二人で暮らしている。それが我が家である。
家が見えてくるとどうしてこうホッとするのだろう。
しかし、今日はいつもと違っていた。
いつもは電気がついているのに、消えていたのだ。豊はいないのだろうか?
不思議に思いながらも玄関に鍵を入れてみるも開いていた。
「豊ー?」
玄関を開け、息子に声を掛けるも家の中はしんと静まり返っていた。
「おーい、豊ー?」
二階に上がり、豊の部屋をノックするも豊は出てこなかった。やはり、いないのだろうか?
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