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あれだけ溜めておいて、今何て言った?
まだわからんって何!?
「え、ちょっと待って。え?まだわかんないって何??」
「うん、そういう反応するのもわかる。
だけど、わからないものはわからないんだよ」
言い切られても…。
俺の緊張返してよ…。
「えっと、でもいろいろ考えたんだよね?」
「うん。もしもお前が俺以外の人を好きになったら、とか恋人ができたら、とかいろいろな」
「それで、何て思ったの?」
「嫌だと思った」
そ、それって嫉妬じゃ…?
「だけど、それが親としてなのか豊のことが好きだからなのかがわからないんだよ。
だから…わかるまで待ってて欲しい」
「え?」
「む、虫が良い話なのはわかってるよ!
だから、待てないなら待てないって言って欲s…うわぁ!?」
親父が言い終わらないうちに、俺は親父を抱きしめていた。
だってそれって、親父が気付いてないだけでもう俺のこと大好きってことじゃん?
「待てない…なんて…そんなわけないじゃん…。俺が何年待ってたと思ってんだよ」
やっと1歩進めたのに
待たないほどバカじゃないよ。
だからちゃんと自覚してよね。
太一さん。
「そ、そんなに前から好きだったのか?」
小学生から好きだったなんて言ったらどう思うかな?
でも今はまだ
「内緒♡」
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