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何はともあれ、親父と一緒に寝られる!!
ヤバイ
ドキドキしてきた。
女の子と寝てもこんなに緊張しなかったのに。
「し、失礼しま〜す」
「何緊張してんだよ(笑)
ほら、おいで」
ぱかっと布団を開けて俺の場所を開けてくれた。
なんか積極的!?
親父、キャラほーしてません!?
嫌いじゃないけど!
いそいそとベッドに入りってみると、やっぱりベッドはシングルだから二人で寝ると狭かった。
「やっぱ男二人で寝ると狭いな。お前向こうむけ」
「えー。親父のほう向いて寝たい」
「…………じゃあ、俺が壁のほう向くわ」
本当は向き合って寝たかったけど、一緒に寝られるだけいっか。
後ろからギューっと抱きしめると「鬱陶しい」って言われた。
けど、そんなの無視してひっついてたら何も言わなくなった。
「ねぇ、今だけ名前で呼んでいい?」
「……………………ダメだ」
「名前ぐらいいいじゃん。
別にヤらせろとかキスさせろって言ってないんだからさ」
「なんでそういう話になるんだよ。
それに、こんなおっさんの名前呼んだって仕方ないだろ」
「こんなおっさんじゃないよ。
親父は、太一さんは俺の好きな人だもん。好きな人の名前呼びたいって普通じゃない?」
「……………………」
…………あれ?
急に親父の返事がなくなった。
そろりと顔を上げると、親父の耳が真っ赤になってた。
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