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ペット by湊翔
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響也達に別れを言えないまま少ない荷物を持って、ある高層マンションにやってきた。
さっきまで住んでいたマンションとはかなり距離が離れている。
これからの生活に不安を感じながらエレベーターに乗り込む。
するとあいつ(母)はマンションの最上階の数字を押した。
となると、一緒に住む人は金持ち??
さらに緊張してきた...。
「降りるわよ。いい?今日から礼儀正しく生活しなさい。あなたに拒否権はないわ。」
「...はい」
俺が返事をし終わると、玄関が開いた。
中からは整った顔立ちのをした20代くらいの男性が出てきた。
ミステリアスな雰囲気を漂わせていてなんだかあまり好きになれそうにない。
「意外と早かったな。疲れただろ?今から夕食にしよう。」
「えぇ、意外と支度が早く済んだの。嬉しいわ、何をご馳走してくれるのかしら?」
男と女の会話をぼんやりと聞く。
するといきなり男がこちらを見て驚くべき発言をした。
「で、その子が一緒に連れてくると言っていたペットか?」
「ふふっ、そうよ?」
「また、随分と可愛らしいのを連れてきたな...調教しがいがありそうだよ。」
「あら、ほんと?良かったわ。躾がなってなくて私に反抗的なのよね。あなたに任せれば安心だわ」
なに…?この会話…。
逃げないと、頭ではわかっているのに足が動かない。
怖い、怖い。こいつら絶対おかしい!
やっとの思いで足を動かせるようになり走り出そうとしたとき、、
「おっと、ほんとだね躾がされてないね。脱走はダメだよ?」
「何が躾だよ?!ふざけ...?!」
いきなり口元にハンカチを当てられ俺は何かを吸い込んでしまった。
そこで俺の意識は途切れた...
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