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湊翔救出① by響也
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俺が碧都に電話をしてから30分後には碧都の家に着くことが出来た。
「おい、そっちの状況はどうだ。」
「どうもこうもないよ。。。例の女の人ね、いろいろとやばいよ。下手に手を出したら俺ら死ぬかも。」
「回りくどい事はいいんだよ。結論言え。」
「ごめんごめん。あの人はね、たくさん色々な友達が居るらしいんだよね。例えばヤクザとか?どこの組と絡んでるかまではまだ特定出来てないんだけどね。
それに自分自身も海外で人身売買やら何やらやって楽しんでるらしいよ。ヤクザだけじゃなくてマフィアとかも出てきちゃうかもね...」
「...想像以上に手強いな。」
「橙真さんに話して、手助け頼む?」
「結論から言うと、たかが高校生が何人集まろうと無理だろな。だがこの忙しい時期に橙真さん、いや天羽家全体に迷惑をかける訳にはいかない。もう少し2人で情報を集めるぞ。話すのはそれからだ。」
「りょーかい。」
「お前が知ってる人間でその女のことを知ってるやつとかいねーのか?」
「まだ全員は調べてないよ。何しろ電話がきてからここに響也が来るまで30分しかなかったんだから。」
「そうか...。にしても、なんでそんな女が湊翔の父親と結婚なんてしたんだろうな。」
「それな。湊翔くんの父親、別に凄い人じゃなかったよな。ごく普通って感じで。女って何考えてるかわかんねぇな。...俺みたいなことされてないといいんだけどな...。」
最後碧都はぽつりと悲しそうにそんなことをつぶやいた。
しかし、なんだかんだ言って俺達は湊翔が居なくなったのにやたら冷静でいつも通りで居られた。
冷静な方が物事の判断を誤る可能性も低くていい。
まぁ、冷静なのは今だけだろうな。後どれくらい冷静で居られるか...。
でも俺はあんまり気は長いほうじゃない。
湊翔、早く俺のところに戻ってこい。
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