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大丈夫大丈夫 by澪桜
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響也が画像を見せると映っていたのは湊翔くん、だろうか一人の男の子が必死に複数の男達からの行為に耐える姿。
後ろの穴には男のブツが入っていてその他の奴らが男の子の体を良いように弄んでいる。
俺にとってはなんともない画像。
可哀想だ、くらいには感情がある。
こんなことこっちの世界じゃ珍しくもない。
碧都にとっても珍しい事ではない。
でも碧都はとても震えていた。
また過去の事を思い出したんだろう。
「おいで、部屋移ろう。」
そう言っても今の碧都では足を1歩動かすことさえ無理な状態だ。
俺はお姫様抱っこをして屋敷にある自室へ向かった。
ベッドに座らせた碧都を見ると収まらない震えとどこを見据えてるのかわからない目から相当怖かったと分かる。
「碧都、自分の名前言える?」
「菱川……碧都。」
なんとかまだ意識はある。
「どうしたい?水飲む?」
「澪桜さん、澪桜さん、いっちゃやだ。ぎゅ、ぎゅって……ぎゅってして!」
あぁ、可愛い。
こんな時にそんな事思う俺は最低だと思う。
「いいぜ、気が済むまでしてやるよ。」
無意識に素が出る。
「怖い、怖い怖いよぉ!みんなみんな、俺は、イラナイ子っていうんだ。イラナイ子なんだって!!ね、ぇ、助けて…。澪桜さんも俺の事イラナイ子だと思ってるんでしょ?!!嫌だ、嫌わないで!居なくならないで!!」
あぁ、こんなにも誰かを信じることに怯えて俺に嫌われるのを怖がる。
すごく愛おしいよ。
「大丈夫、大丈夫だ。一生離してやらないって決めてんだから。」
「ほんと……?」
「あぁ。だからちょっと寝な。隣にいてやるから。」
すると力を失ったように崩れ落ちる碧都。
君はよく寝るね……。
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