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負けですよ
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「というわけでお前の負けだよ、晃羅。」
「……あぁ、負けだ。ハハッ、でっかい抗戦なんかが始まりそうな雰囲気だったってのにこんな数分の話し合いで勝敗決まっちまうなんて逆に清々しいぜ。まぁ、元々組に興味なんてもん無かったからな。」
そういう晃羅の顔は何もかも吹っ切れたような顔をしていた。
「地曳の掃除はこちらがやろう。まともな奴だけ引っ張ってきてみっちり勉強させて狗の1匹にでも変えてやろう。あとのは警察に受け渡せばいい。」
「……どーせお前のことだからもう既に掃除を始めてんだろ?」
「まぁ、使える物と使えない物の仕分け程度はね。」
……抜かりないヤツ
「まぁこれで1つこちらの問題が解決したということだね。……ホント大変だったよ。僕が晃羅のことをよく知りすぎている口ぶりから旭陽に高校時代の浮気を疑われてね……。」
「べ、別にそんなんじゃないですよ!!」
慌てて否定する旭陽。
「どうだかね……。まぁ、嫉妬で少々狂った旭陽も見れたことだし良しとしよう。」
「おい、お前。途中からそういや学校来てなかったじゃねぇーか。どこいたんだよ。」
旭陽は途中から学校から姿を消した。退学なんて噂もあるが当時は特に気にもしていなかったため橙真に聞くこともなかったのだ。
「晃羅、その話はまた時間がある時にゆっくりと、ね?
それより問題はまだまだ沢山ある。あの女を誘き出し捕まえるのが優先だ。それに湊翔くんを強姦したヤツらの始末も。」
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