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出陣
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そして次の日の夜────
「バイクとか乗るの何年ぶりだろう。あはは、乗れるかな?。」
「澪桜さん俺の後ろに乗りますかー?」
「俺は碧都の女じゃないから遠慮するわ。……なに?恋人になって欲しいの?クスクス」
「……おい、澪桜さんってこんなキャラだったのか?」
「あれ、響也も知らなかったっけ??」
ヒソヒソと話す2人。
「おい、お前ら行くぞ。置いてくよ?」
「はっ、はーい!」
澪桜は何年ぶりかに乗ったとは思えないほどバイクを乗りこなしていた。
何でも昔よく使っていたバイクらしい。
そしてその姿だけで碧都の心を掴んでいたのだった。
「言っとくけどガキの喧嘩に必要以上に手は出さないからね?2人がやばそうになったら入るから。」
「了解です。」
ドライブ気分で数十分走ると大きな倉庫が見えてきた。
「碧都ここであってるか?」
「うん、あってる。…ってか、喧嘩なんてひさびさだなぁ?」
「遊びで来てるんじゃない、気を緩めるなよ?」
「はいはーい。んじゃ、お邪魔しますかっ!」
バンッッ!
碧都が扉を思いっきり開くとそこにはむさ苦しい奴らが群がっていた。
「おい、お前らのボス寄越せ。」
「あぁ?なんでテメーが今ここにくんだよ。こっちはそれどころじゃねぇーんだよ!!」
話のわからない奴は嫌いだ。
「いいから出せ。」
首を掴んで睨んで脅せば楽なものだ。
「ひっっ、わ、わかったよ。」
トントントン
少しすると階段を降りる音が聞こえてきた。
ボスのおでましだ。
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